【転職】業界未経験からゲームプログラマになった話【経験談】

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こんにちは、むたこなです。

この記事では、業界未経験からゲームプログラマに転職した私の実体験を紹介します。
同じように未経験から挑戦したいと思っている方に参考になれば幸いです。

それでは順番にご紹介します。

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ゲームプログラマを決心

ゲームプログラマを決心したのは、新卒で入社した会社で3年ほどたった頃でした。

それまで、何となくで生きていた私は、憧れゲームプログラマになりたいと強く決心し、
以降、コツコツと努力を積み重ねました。

決心した理由は、ゲームはどうやって作られるのだろう?という好奇心でした。
今の時代、個人でゲームを作ることもできますが、
そうではなくプロの技を知り、身につけたかったのです。

ちなみに、その当時やっていた仕事や上司への不満も決心できた理由に含まれています。
こういった負の感情で何かを始めるのは基本的に良くないことが起きそうですが、
この時ばかりは私に勢いを付けてくれる、とても良い起爆剤になりました。

今振り返れば、この決心は転職活動において、
モチベーションを維持するためのとても重要なイベントだったように思えます。

転職サイトに登録する

決心した私が初めにやったことは、転職サイトに登録することでした。
勢いに任せ、決心したその日に登録しました。

こちらも、今振り返るととても良い行動だったように思えます。
なぜなら、同世代とのプログラマと比べてすでに技術力は雲泥の差があり、
「技術力=給与額」であるこの世界でいかに早く技術力をつけられるかは死活問題だからです。

もし、皆さんも未経験でゲームプログラマを目指すなら、
1日でも早くなれるように行動することをお勧めします。

勉強を始める

転職サイトに登録すると、転職コンシェルジュという方がつきました。
求人の紹介と転職のサポートをしてくれる方です。

その方に未経験でゲームプログラマになりたい旨を伝えると、
簡単ではないと言われました。

理由は、ゲーム業界は業界出身であるかを見られることが多く、
また、転職先で即戦力になれないからだそうです。

その上で、ゲームプログラマになるための方法を3つ教えてくれました。

  • ポートフォリオを作成する
  • 一度プログラマになり、その後ゲームプログラマを目指す
  • 一度ゲームデバッカーになりゲーム業界への履歴を作った後、ゲームプログラマを目指す

これを聞いた私は正直「ポートフォリオを作成する」の1択だと思いました。
なぜなら、前述した通り1日でも早くプロとしての技術力を身につけなければ、
生涯年収にかかわると思ったからです。

こうして、ポートフォリオを作成するためにUnityとC#の勉強を始めました。

C#の学習

まずは、Unityを触る前にC#を勉強しました。
それまで、Pythonを少し触っていましたが、
やはり基礎は大事だと思いプログラムの勉強から始めました。

当たり前ですが、ゲームプログラマにとってプログラミング言語を使いこなせるのは非常に重要です。
面接の際に、面接官の前でコードを書いたりもするので、
皆さんも未経験の方であれば基礎力を付ける事をお勧めします。

勉強方法ですが、私は教科書からじっくり勉強するのが好きなので、
教本を買って、地道に勉強していました。
※勉強スタイルに関しては人それぞれだと思うので、
この点についてはあまり参考にならないかもしれませんね。

毎日、仕事の後家に帰って勉強しました。
10分の時もあれば2時間やったこともありましたが、
とにかく続ける事を意識しました。

Unityの学習

C#の教本を読み終えた後は、さっそくUnityを触りました。

Unityの操作方法は難しかったので、
コードを書く前にUnityをある程度扱えるように訓練しました。
UnityはYouTubeでも多く勉強動画があるので、勉強方法は困りませんでした。

Unityが扱えるようになった後は勉強したC#を使って、
オブジェクトを動かしたり、UIを作ったりしました。

C#を教本で勉強していた頃は結果が文字や数字だけでしたが、
Unityで得られる結果は動いたり、色がついたりするので、
自分のコードがゲームに近づいたと感動したことを覚えています。

ある程度触った後は、C#同様教本を買ってUnityの基礎勉強をコツコツやっていきました。
ここまでで、およそ2か月が経っていたと思います。

オンラインスクールを利用する

こうして、学習してきた知識を使ってポートフォリオを作ろうと思いましたが、
正直ゲーム一本を作り切れる自信がありませんでした。

そこで、オンラインスクールを利用し始めました。
入会金はそれなりにしましたが、
おかげでそれなりのクオリティのポートフォリオを作り上げることができました。

応募をする

いよいよ求人に応募できるだけの下地ができた私は、
久々に転職コンシェルジュに連絡をして、
プログラミングの勉強をしたこと、
そしてポートフォリオを作ったことを伝えたうえで、
求人票をもらいました。

ここまでで、転職への決意をしてから約半年が経過していました。

努力が報われたのか、すぐに2つの企業に書類審査が通り、
面接をすることができました。

失敗した面接

実は、ポートフォリオを作ったことと、書類面接に通ったことで満足し、
ここで勉強をさぼり始めました。

そして迎えた1社目の面接。
そこで待ち受けていたのは、面接官の目の前でコーディングするという課題でした。

ポートフォリオを作ったことで少し自信があった私でしたが、
たかが数か月前から勉強し始めた程度の知識では、
少し期間が開くだけですぐに忘れてしまっており課題は惨敗に終わりました。

当然、1社目は落ちてしまいました。

迎えた2社目

1社目の反省を活かし、今度はコーディングの勉強をし直してから挑みました。

しかし、2社目の企業ではコーディングのテストは無く、
どちらかといえば、ポートフォリオを作った時の話や、
大学時代に勉強してきたことを聞かれました。

正直、手ごたえはあまりありませんでしたが、
何とか一次面接は合格を頂き、
続く最終面接でも合格を頂けたのでした。

言うまでもないですが、これが今務めている企業です。

退職の準備

よく転職活動で言われるのが、内定をもらうのと同じくらい、
退職手続きが大変だということです。

私も例にもれず、大変でした。
何が大変かといえば、以下のようなことがありました。

  • 上司へ退職の旨を伝える
  • 退職日を決定する
  • 引継ぎ資料を作る
  • 同僚にいやな目をされながら残っている有給の消化日程を決める

特に大変だったのは退職日の決定でした。
業務規程に書かれている期間を守ったうえで希望の退職日を伝えますが、
上司は感情的になってなかなか話が進みませんでした。

最終的に納得はしてもらいましたが、
精神的にきつかったなと、今振り返ってもそう思います。

振り返り

ここまで読んでくださった方なら気づいた方もいるかもしれないですが、
実は、今の会社に採用される上で、
プログラミングの実力やポートフォリオの出来は重視されていませんでした。

では何が重視されたかといえば、大学の経歴でした。
(学歴ではありません。大した大学を卒業してませんので…笑)
今会社でやっていることは、ゲームのキャラを動かしたり、UIを作ったりしているわけではなく、
物理・数学を使った挙動の実装です。(このことは面接時に説明されていました。)

つまり、数学・物理に抵抗がないかという点を見られていました。
大学時代は化学を学んでいましたが、まさかゲーム業界の役に立つとは思いもしませんでした。

とはいえ、勉強してきたことは無駄ではありませんでした。
なぜなら、ポートフォリオを作っていなければ書類審査が通ることもなかったでしょうし、
早くから仕事をできるようにもなりました。

いやらしい話をすれば、お給料の額も違っていたと思います。
正直未経験の身だったので、少ない額なのは覚悟していたのですが、
驚くほどの額にしていただきました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

少しでも同じ境遇にいる方の参考になれば幸いです。

今後は、実際にどんな勉強をしたのか、
どんなポートフォリオを作ったのかなどを具体的に紹介する記事を書いていく予定です。

また、履歴書のポイントや、ポートフォリオの出し方など、
転職のアドバイスなども記事にしていきたいと思いますので、ご期待ください。

長文でしたが、ここまで読んて下さりありがとうございます。

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