【転職】ゲームプログラマ用のポートフォリオの作り方

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こんにちは、むたこなです。

今回の記事では、ゲームプログラマを目指してこれからポートフォリオを作る方や、
すでに完成したものの、提出するにはどうすればよいかわからない方に、
ポートフォリオをどのように作るべきかをご紹介します。

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作品を作る

何はともあれ、作品がなくてはポートフォリオになりません。

ゲームプログラマを目指すのであれば、簡易的なゲームを一本作り切るのが良いでしょう。
簡易的といっても、最低限ゲームとしてループできる完成度にしましょう。

※ループできるものとは、ゲームスタートから始まりゲームオーバーで終了した後、
再びゲームスタートというサイクルができるものを指します。

気を付けることはゲームを大規模にし過ぎないことです。
作るのが大変な上にポートフォリオとして伝えたい要点をまとめることが難しくなるためです。
規模を大きくするくらいなら、内部処理で様々な要素を扱うほうがより良いでしょう。

※例えば、Unityの様々なコンポーネント、DB、サーバーとの通信など。

形式

ポートフォリオの形式ですが、私は文書として用意することをお勧めします。
理由は以下の通りです。

  • 書類選考の際にインパクトを与えられる
  • 文章力もアピールできる
  • 履歴書に書けなかったアピールポイントを詰め込める
  • 面接後も文書という形で残るので印象をつけられる

文書として用意するのはまとめるのが面倒で大変ではありますが、
履歴書と違って一度作れば使いまわせますし、
転職活動において大きな武器になります。

特に転職活動において最難関である書類選考に対して効力を発揮できるので、
ぜひ用意しましょう。

一方で、文書を用意せずに作品を送って事前に遊んでもらうか、
その場で遊んでもらおうと考えていた方もいるかと思います。
しかしその方法では以下のようなリスクが考えられます。

  • 相手方の環境で動作しない可能性
  • 書類選考時点で遊んでもらえない可能性(時間がかかるため)
  • 面接時にすべて口頭で説明するので作品のポイントを伝えにくい

もちろん、文書と合わせて実際に動いている様子を見せられれば良い印象を与えることができますが、
文書を用意せずに作品だけしか用意しないのは得策とは言えないでしょう。

ただ、私個人としては面接時には文書だけを用意するのがよいと思っています。
その場で動かす場合は、例え自分の用意したプラットフォーム上で動作させるつもりでも、
その時だけたまたま動かない事があり(こういったたまたまは往々にしてよく起こる)、
そうすると作品がどんなに良くても、悪い印象を与えることになってしまうからです。

ポートフォリオの構成

ポートフォリオを文書として用意するメリットが分かったところで、
その構成例をお伝えします。
正直構成に関しては個人差がありますが、一応実績のある私の構成をご紹介します。
構成は以下の通りです。

  • 表紙
  • 目次
  • 自己紹介
  • 作品紹介・学習内容紹介
  • 終わりに

順番にご説明していきます。

表紙

提出する書類ですので、きちんと表紙を用意するのがよいです。

表紙には、「プログラムポートフォリオ」のような題名と、
自分の名前を書きます。

合わせて、扱える言語名や利用したゲームエンジンなども書いておくとなお良いでしょう。

目次

特に説明不要ですが、目次もつけておきましょう。

自己紹介

ポートフォリオは作品のことだけではなく、
自分のアピールも盛り込んでおきましょう。

私の例ですが、ここでは以下のような事を書きました。

  • 学習した技術とその期間
  • ゲームプレイ履歴
  • 入学したオンラインスクールについて

以下で順に説明します。

学習した技術とその期間

ここでは、自分の学習した言語やゲームエンジンの名前と学習期間、
学習した内容を表にして書きます。

サンプルを載せておきますので、こちらを参考に自分の学習した技術をまとめてみましょう。

種類期間内容・作品
Unity・C#4か月
(yyyy/mm/dd ~)
・教本を購入し独学
・オリジナルゲーム一本の作成(ポートフォリオ内に記載)
CakePHP・phpMyAdmin2か月(yyyy/mm/dd~)・上記ゲームにおけるAPIの作成(ポートフォリオ内に記載)
Python5か月(yyyy/mm/dd~)社内研修で習得

ゲームプレイ履歴

自分のやってきたゲームで特に好きだったもの、印象深かったものなどを書きます。
どの作品の、どういったところが好きだった等を2,3個書きましょう。

こちらも私の例文を載せておきます。

・『仁王2』(PS4 / コーエーテクモゲームス) 
  『仁王』から確立した「死にゲー」「ハクスラ」の要素でやりごたえはもちろんの事、
新たに追加された「キャラクタークリエイト」の要素でキャラクターに愛着が湧き、
いくらやっても飽きないゲームでした。

入学したオンラインスクールについて

人によって利用の有無があるでしょうが、
もしオンラインスクールもしくは専門学校などの経験があれば書いておきましょう。

内容としては学習のカリキュラムと具体的にどんなことを学んだかを箇条書きで書いていきます。

こちらも例文を載せておきます。

1.クライアント技術学習(Unity)
・Gitについて
 -コミット/プッシュ/プルをはじめとしたGitの概念を学習
 -Sourcetreeを用いてGitを管理
・Unity基礎/基本操作
  -画面の見方を学習
  -Scenceの保存やBuildの手順を学習

...以降続く

作品紹介・学習内容紹介

ポートフォリオの本文です。
自分の実力を評価してもらう箇所ですので、丁寧な文章を書くように心がけます。

この章の構成例は以下の通りです。

  • Git Hubのリンク
  • ゲーム概要
  • 作成期間
  • 技術面

順番に説明していきます。

Git Hubのリンク

著作権的に問題がなければ作品をGit Hubで公開し、
そのリンクを載せておきましょう。

面接を受けてくださる方がこのリンクを見てくれる事は無いかもしれませんが、
作品を自分の手で作ったという証拠にもなりますので、
可能な限り公開しておきます。

ゲーム概要

自分の作った作品がどういったゲームなのかを書きます。

事細かに書く必要はありませんが、スクリーンショットを交えながら、
ゲームスタートからゲームオーバーまでを、簡潔に説明します。

作成期間

この作品を作った期間を書きます。

技術面

作品を作るにあたって使用した技術を書きます。
ゲームプログラマとして評価を受ける一番重要な章です。

まずは、各シーンの遷移がどんなトリガで行われているなどの全体の構造をざっくり説明した後、
自分が作成する中で一番苦労した内容を書きます。

苦労した内容を書く際は、実際の設定画面や該当コードのスクリーンショットを貼り付け、
どこがどのように難しかった等を書きます。

コードのスクリーンショットをとる際は文字が小さくなりがちなので、
概要部分だけを拡大してとるように心がけ、
それでも小さくなってしまう場合は、区切りの良い箇所で分割して撮影します。

説明は自分の作ったクラス名を使って説明してもよいですが、
このポートフォリオを読んだだけでもちゃんと理解ができるように、
必ずクラスの説明を入れてからその名前を使うようにしましょう。

私の例ですが、苦労したこととして以下のような事を書きました。

  • DBのアクセスについて
  • アニメーションについて
  • カメラについて

終わりに

最後に、ポートフォリオを通じで自分が感じた事や、
ゲームプログラマになりたいという熱意を書きます。

基本的に好きなことを書いて、自分の人柄を知ってもらう章ですが、
あまり長くなりすぎないようにしましょう。

一番最後には、読んでくださった事へのお礼を書いておくとなお良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ポートフォリオ作ると、先述した通り書類選考が通る確率が大きく変わってきます。
作るのはとても大変で途中で挫けそうになりますが、
ゲームプログラマになるには誰しも通る道と思って頑張りましょう。

また、ポートフォリオの出来は初任給の額に直結するの可能性が高いです。
未経験からの転職であれば初任給は下がると思って受けていると思いますので、
頑張って作り上げて、収入の差を縮められるようにしましょう。

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