起業家を目指すにあたって、
黒石健太郎著成功確率が格段に上がる起業の準備を読みましたのでその感想を書いてみます。
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市区町村に創業支援がある事を知った
お恥ずかしながら、この本を読むまで市区町村に創業支援があることを知りませんでした。
私の住んでいる地区町村も調べてみると実施しているようでした。
1年間かけて体系的に学習できるというもので、スタートは4月だったため今年度分は参加できそうにないですが、来年挑戦してみたいと思います。
安易に価格競争で戦う戦略を取らない
実は小規模ながら副業をしているのですが、
なかなか売り上げがなかったころに価格を下げた経験があります。
理由は、競合との価格差で有利になりたかったからです。
しかし、大規模なコストカットをしている大企業でもない個人事業主がそのようなことをすれば、
ただ客単価が下がるだけでよい施策ではないと書かれています。
適切な価格に設定したうえで、どのようなプロモーションをすべきかに頭をひねったほうがよさそうです。
リピート率を上げる施策を考える
新規顧客を獲得するための施策より、リピート率を上げる施策の方が一般的にコストが少ないということを知りました。
考えてみるとその通りなのですが、まずは新規顧客を獲得しなければならないため、
リピートについてまで考えが至っていませんでした。
また、顧客にリピートしてもらえるようなビジネスモデルを構築しなければ疲弊してしまうとも書かれており、その通りだと共感しました。
すべてのビジネスモデルでリピートしてもらえるような形にはできないかもしれませんが、
今後考えていく中で必ず検討するようにしたいです。
プロモーションの手法によって顧客獲得の確率がある
プロモーションの方法は様々ですが、それぞれの方法で顧客獲得の確率があることを知りませんでした。
例えば、チラシと直接訪問する方法だと案件が獲得できる確率が異なるというものです。
つまり、あるプロモーションで1%の確率で案件が獲得できるのであれば、
最低でも100回は試さないと意味がないということです。
考えてみれば当たり前なのですが、いざ自分で考えてみると視点が抜け落ちていましたので非常に勉強になりました。
検証の場は既存のプラットフォームを使って安くできる
自分の考えたビジネスに需要があるかどうかを確認することを、この本では検証と呼んでいますが、
その検証する方法はお金をかけずに、もしくは少額でほとんどのことができることを知りました。
例えば、HPならペライチやWix、店舗ならスペースマーケットや軒先といった具合です。
小さく始めるのは当たり前とは思っていましたが、
正直それだとやれることは限られていると思っていました。
実際、何でもかんでもできるわけではないですが、
それでも本を読む前に想像していたよりも何倍もいろいろな手法が安く試せるということが分かりました。
地域を絞ったプロモーション
広大なインターネットでプロモーションをするのもよいですが、
地域を絞ってプロモーションをする方法は競争相手が減って良いということを知りました。
本を読むまではインターネットだけでプロモーションをするものだと決めつけていましたが、
確かにターゲットに合った地域で攻めていくのは理にかなっています。
起業家の現実
最後に、起業家の現実を教えてもらいました。
様々書かれていましたが、特に重視されていたことは孤独であるということです。
どんなに仲間ができようと、最終的に判断するのは社長である自分だけであり、
それはとても孤独で不安だと言います。
自分はこれと戦っていけるでしょうか…
少し不安です。
まとめ
本のボリュームも少なく、90日間で起業するためのステップも具体的に書いてあり、
非常にためになる本だと感じました。
さっそく自分も起業の準備を進めていこうと思います。
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